• hasegawa-yuki

「西」をカッコよく書く方法

更新日:2021年12月22日

美文字の専門家、長谷川悠貴です。

今回は漢字の「西」という字をキレイに、

カッコよく書くコツをお伝えします。

図1(レッスンを受ける前)











まず、この字の問題点は高さを出しにくく、

よこ長に潰れていきやすいんです。

なんだかペチャンと潰れたような印象にみえてしまいます。

この文字のポイントは3つ!

ポイント① 文字の高さを作り出す空間の使い方

ポイント② 左右の変化を付ける

ポイント③ 外形を絞る

上記ポイントを押さえると、「西」がカッコよく見えるようになります。

まずは【ポイント①文字の高さを作り出す空間の使い方】

を変えていきましょう。

図2









図2のペン先の赤〇部分。

一番上のよこ線と下の四角形の間の空間を開けることで

字に高さを出していきます。

そして空間の違いに差を付けたものが図3です。

図3








図3の左右の字で、一画目との間の空間が違い、

印象が変化したのが分かりますか?

これで、少しですが高さを付けることが出来ました。

このちょっとの差が文字を大きく変えるコツなんです。

そして、次に【ポイント②左右の変化を付ける】です。

西の四角の中にある二本のたて線に注目します。

図4









図5








図5のように、たて線2本は上のよこ線に両方くっつけるのではなく、

図4のように右だけくっつけて、左は空けておきます。

こうすることによって2つのメリットが生まれます。

1つ目は、文字が右上がりに見えること(字は右上がりのほうが良い)

2つ目は、空間が生まれることによって文字が明るく見えること

この2つが大きなメリットになります。

さらに付け加えると、よこ線との間の空間を出したことによって、

変な間延び感が生まれてしまうところを2つの段差を使って解消できます。

図6










図6の、たて線2本の書き方としては、

左のよこ線は左に行きすぎず、

払うのでもなく最後は止めて、

右のたて線は垂直におろして、

曲線で一画目と並行に右に線を引き、

こちらも最後は止める。

ここで考えたいのが、左の線より右の線を少し高い位置に意識する。

極端ではなく、言われてみれば右の方が高いかな?

くらいにすることで、字全体を見たときにバランスが取れます。

図3









これらを踏まえ、図3をもう一度見てみると、

左の方が線と線に空間ができて、印象が明るく、かっこよく見えるんです。

また、右上がりを少し意識して書くことで字に立体感が生まれます。

そして最後のポイントは【ポイント③外形を絞る】です。

図7  

        









図8









たて線の角度によって、ものすごく印象が変わってきます。

キレイに見せるためには、たて線を字の内側に入れ込んでいきます。

矢印の方向に入れ込めば、入れ込むほどスタイリッシュな字の印象になってきます。

図7のたて線も内側に入り込んではいますが、

特に左側のたて線の入れ込み方がやや弱いかな?

図8の右の字はかなりスタイリッシュに見えますね!

※左のたて線と同じ角度で右のたて線も内側に入れるようにするとバランスがとれます。

そして実は、【ポイント②左右の変化を付ける】はもう一つあるのです。

それは、「西」という文字は左より右の空間が広くてはならないのです。

中心線を引いたときに、右側の方が線を長くしなければなりません。


図9










ただし、図9のこの場合は右の方を長くしようと意識しすぎて、

極端に長く、右の空間がありすぎてしまっています。

そうではなく、少し意識する程度でいいです。

図10












これくらいで構いません。

最後に生徒さんが書いたビフォーアフターの文字です。

レッスン前 


              

      








レッスン後











空間と縦横の線のバランスがいいです。

スタイリッシュ!!!

「西」という字は意外と難しく、何気なく書いていると、

ペチャンと潰れたような印象にみえてしまうため、

ポイント① 文字の高さを作り出す空間の使い方

ポイント② 左右の変化を付ける

ポイント③ 外形を絞る

上記3つのポイントをおさえると、カッコよく見えるようになります!

最後までご覧いただきありがとうございました!


#札幌 #書道家

#書道 #ロゴ

#筆文字 #ロゴ


0回の閲覧0件のコメント