こんにちは!
きのこの山・たけのこの里(いちごショコラ)を食べ始め、はや3ヶ月。
毎日欠かさず食べ続け、2日に1袋は購入している書道家の長谷川悠貴です。
さて、今回は「ホテルのチェックイン時に使うペンはなぜ書きやすいか?」というテーマでお伝えしていきたいともいます!
これを見れば書き心地最高な美文字ライフが送れるはずです(^ ^)
【書きやすさの正体とは?】
ホテルのチェックイン時に名前や住所を書きますよね。
その時になんか書きやすいなぁと思ったことないでしょうか?
何か高級なペンなのかな?とか思ったり。
しかし、決して高いペンだから書きやすいというものではないんです。
(高級なペンの所もあるかもしれませんが金額で書きやすくなることはありません。)
・・・ちなみにですが、名前や住所を書くあの紙のことを「レジステーション・カード」といいます。いわゆる宿泊帳簿。
なんでこれわざわざ書かなきゃいけないんだろ???
ホテルがDMでも送りたいがために書かされてるんじゃないだろうか???
と思ったりしたことないですか?
でも実はこの帳簿を書いてもらうこと、法律で決められているんです。
この役割はいくつかあるのですが、災害時や感染症の経路確認、テロなど万が一の時のためということ。
そして、宿泊内容の同意のための契約書となっているのです。
なので複数人で宿泊の際は本来、全員分の名前を記入しなければいけません。
(団体宿泊などの場合は先に名前を送っていることが多く、代表者だけでもOKというパターンもあります。)
なぜこんなことを知っているかというと、駆け出しの頃からお世話になっていたホテルの常務から誘いを受けて富良野のホテルで1ヶ月間だけ働いていたことがあったからです。
その時に1ヶ月ホテルに住み込みで大きなセミナールームも貸切にさせてもらい作品の制作も同時にさせてもらってました。
すみません、脱線してしまいましたが本題に戻ります。
なぜホテルのフロントのペンは書きやすいのか?
それは『下敷き』の存在です。
ここでいう下敷きとは、小学校の時使っていたようなうちわのようにあおげるようなプラスチックのものではありません。
ホテルのフロントの多くには「デスクマット」が敷かれてあります。
柔らかいんです。
ボールペンは硬いため、下が適度に柔らかいとペン先が沈み込み非常に安定して線を引くことができます。
真っ直ぐとした線が引きやすかったり、なめらかに書けます。
逆に、硬い机の上に紙ぺら1枚だけを敷いてしまうと反発しあって、安定して書けません。
感覚的な問題だけではなく、線がブレやすいので何より字が下手に見えてしまいます。
一番最悪なのは、木製の机など微妙にでも凹凸があるものの上で書いてしまうとその凹凸が線に現れてガタガタな字になってしまいます。
他にも、リングファイルなどは硬いプラスチックに加え、ザラザラとした小さな凹凸になっています。
これもアウトです。
【デスクマットの種類】
レザーデスクマットだと柔らかすぎて逆に書きにくい場合もあります。
柔らかすぎるのも良くないんです。
なので、「ペン字・硬筆用の透明下敷き」があるのでそちらを使う方が良いでしょう。
あるいは、ペン字・硬筆用じゃなくても普通の透明デスクマットでも全然OKです。
※薄ければ薄いほど硬くなり効果が出ないので、厚めのものが良いです。
【手元にない時の代用品】
上記のものが無い場面もあると思います。
しかし安心してください。
もっと手軽なものがあります。
それが「いらないコピー用紙」です。
複数枚コピー用紙を重ね合わせるだけで「下敷き」になります。
ポイントは『20〜30枚』。
これくらい重ねると適度な沈み込みができて、ものすごく書きやすくなります。
手元にそんなにない場合でもできるだけ枚数をかき集めていただきたいです。
先に代用案とタイトルしましたが、実は『ベスト』と言っても過言ではありません。
その理由は、「替えが効くから」です。
透明下敷きなどデスクマットの上で書くとどうしても「ペンの跡」が残り凹凸が生まれます。
これが線を引くときにカクッと落ちて引っかかったりガタツキになって、ブレやゆらぎにつながってしまうのです。
デスクマットの使えば使うほど、どんどん凹凸が出来てしまいます。
その点、コピー用紙であればどんどん変えることができるので、書きやすいベストな状態を常に作ることができるんです。
僕の場合、硬筆用の下敷きは何枚あっても足りないのでいらないコピー用紙を下敷きにして表裏1回使ったら即捨ててます。
実際に使い終わった後の下敷き用のコピー用紙を見てみると書いた跡がいたる所に轍のようにできています。
【ホテルのペンが書きやすいもう1つの理由!】
下敷きの有無で天と地ほど書きやすさや文字のクオリティーが劇的に変わります。
さらにプラスして、ペンをゲルインクに変えることです。
ボールペンには油性インクとゲルインクの2種類があり、圧倒的にゲルインクをおすすめします。
(この点は1つ前の記事でお伝えしておりますので、まだの方はご覧ください)
で!
ホテルのペンはというと、「油性インク」が圧倒的に多いんです。
ゲルインクには高級感のあるフォルムがないんですよね・・・(゚o゚;;)
正直ゲルインクの方が字は上手く見えるのですが、しかしゲルインクと比較しなければホテルのペンでも普段より上手く感じたり、書きやすかったりすると思います。
それは、ホテルのペンでは『1.0mmの太さ』を使っていることが多いからです。
太いペンで書くと単純にカッコよく見えるということもあるのですが、ペン先が太いほど紙との摩擦、紙への圧力が分散されるため、なめらかに書けるんです。
0.3mmなどは紙に引っかかったカリカリ感があり、なめらかさを感じにくい。
一般的には普段使う太さは太くても0.7mmだと思うので1.0mmとの差は大きいです。
なので普段よりも書きやすく感じると思います。
ということで「ホテルのチェックイン時に使うペンはなぜ書きやすいか?」というと・・・
①デスクマット(下敷き)を設置しているから
②1.0mmの太さを使っているから
の以上2点が理由となります。
僕のおすすめは、
「いらないコピー用紙を30枚ほど使って下敷き」を作り、「ゲルインクペン」を使用することです。
これで『書き心地+字のうまさ』を作ることが出来ます。
この下準備が出来ているかいないかで相当変わってきます。
ちょっとでも字が上手く書けることを祈っています。
ではまた次回!
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