天然はちみつ「野の蜜」
【トロンとしたはちみつ感を筆文字で】
好きな色はゴールド!
派手で、なんとなく運気が上がりそうだからです。
こんにちは。書道家の長谷川悠貴です。
今回は和菓子屋さんの「とろんとした甘さ」を表現しました。
この表現をするにあたってのアプローチを紹介したいと思います。
この商品(はちみつ)のポイントは、
①甘い
②粘度が高い(ぽってり感)
③天然の甘さだから優しい感じ
④カッコイイより可愛らしい
こんなイメージかな?
はちみつのとろんとした甘さやねっとりとした粘度を表現したいところです。
そこで、ぽってり感を出すため、太い筆にたっぷりと墨を付け、力をかけずにゆっくりと運筆します。
先日のロゴ「和菓子や 和雲」と大きく違う点は、「速度」と「太さ」。
とろんとしたねっとり感と口の中に残るあの蜂蜜感を出すため、墨が垂れるまでたっぷり筆に墨を含ませて、ゆっくりゆっっくり線を運びます。
さらに、ほとんどの線で太さを出すようにします。
しかし画数が多い字であればあるほど太さを出すと潰れて可読性が低くなるのでその辺りの太さ具合はせめぎ合いです。
ただし、甘いとは言っても天然はちみつの優しい甘さ感も少しは残したいので、少しだけ細い線も入れておくとクドさを取ってみます。
最後に、よりぽってり感や粘度の高いスライムのようなフォルムを表現するため、文字の外形をフォントのように正方形に納めることで、よりぽってりとした印象になるよう工夫しています(^^
天然はちみつ「野の蜜」
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