
「優しい甘さ」を筆文字で。
こんにちは。
きのこの山・たけのこの里「イチゴショコラ味」にハマっている
書道家の長谷川悠貴です。
今回は和菓子屋さんの「優しい甘さ」を表現しました。
この表現をするにあたってのアプローチを紹介したいと思います。
このお店の商品(和菓子)や店内のポイント
①甘い
②甘ったるくない(ほんわかな甘さ)
③洋菓子とは違う
④優しい
⑤木を基調とした和モダンな雰囲気
まずポイントになるのは「甘さ」です。
甘さを表現するのには「柔らかい線」が必要になります。
ガシッガシッと線を硬く引いてしまうと甘さは出ません。
そしてどういった甘さなのか?ということが重要になります。
「甘い」といっても、
洋菓子の甘さなのか、イチゴのような酸味のある甘さなのか、蜂蜜のようなねっとりとした甘さなのかによって少し変わってきますよね。
今回は、和菓子の優しい甘さ、包み込まれるような感じです。
あんこのイメージが強いかな?
なので細いよりも「やや太めの線」の方が雰囲気に合いそうです。
ただし、ここでは墨の量はやや多め。
どれだけ線の太さがあっても墨が少し足りないだけで一気にふっくら感や柔らかさが損なわれちゃいます。
筆はやや太身の短いものを使用。
これによって、イメージする甘さの表現ができます。
そしてあとは、甘ったるくないようにしたり、ちょっとモダンな雰囲気も出したいところ。
墨はたっぷりしつつも、時折速度を上げ、細い線も出すことで「甘ったるさ」を回避。
ちょっとした変化を加えています。
「和菓子や」の部分はお菓子のワクワク感を表現したかったので、「和雲」の部分を壊さない程度にリズミカルに線を運びました。
今回は商品ロゴではなく、店名になるので甘さの表現を全面に出さずに内包させるように作りました。
次回は「甘さ」に全振りした筆文字ロゴを紹介したいと思います。
こんな感じのアプローチです。
「和菓子や 和雲」
筆文字ロゴの試みです。
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