
こんにちは!
本日のおやつは「納豆」でした。
どうも書道家の長谷川悠貴です。

今日は大好きな「しそ海苔たれ」に「梅果肉」を入れて食べたらすごく美味しかったです。
どうやらこのしそ海苔は北海道限定らしいのですが全国版じゃないのかな?
北海道に来たらぜひ食べてほしい!
さて今回は「霧氷cafe」の制作にあたっての過程をお伝えしたいと思います。
【「霧氷」とは何か??】
霧氷とは、氷点下の外気温にて空気中の水分が風に乗って樹枝につき、氷になる現象です。
氷点下と言っても-15℃以下の条件でないとなかなか出来にくいです。
平野部よりも霧や雲などができやすい山岳地帯で霧氷はできやすい。
めちゃめちゃ綺麗ですが、北海道民でもお目にかかることはほとんどありません。

ということでこの「霧氷」というのは・・・
「標高の高い場所で」
「とっても寒くて」
「めっちゃ綺麗」
このあたりが今回制作するにあたってのイメージです。
【霧氷を表現していくっ!】
書としての表現に落とし込むと【厳しさ】や【寒さ】をベースにしていきます。
これに最適な筆は「竹筆」。

植物の竹です。
竹を割いて作った筆なので墨をつけて書くとガサガサの線になります。
この筆はガサガサした線になるので荒々しさや厳しさみたいな部分を表現するのに適しています。

↑こんな感じで「初冬の寒々と乾いた風」を表現するにはうってつけなんですよね。
しかし!
これでは「カフェ」としての雰囲気が完全に損なわれてしまうんですよね。
なので!
扱い方を変えます。
柔らかく扱ってあげます。
「線」には硬い線と柔らかい線があるのですが、この使い分けは簡単に言ってしまえば、筆圧を掛けるか筆圧を掛けないかというイメージです。
この線質の違いで雰囲気はだいぶん変わってくると思います。


こんな感じで比較して見てみると違いがなんとなく感じてこないでしょうか??
どれだけバサバサとした質感であっても筆の扱い方によって柔らかさを演出させることも可能です。
【完成までもう一つ足りないもの】
完成に近づいていますがちょっとイマイチ。
霧氷の「綺麗さ」をもう少し加えたいんです。
字形の作り方が問題だ!とにらみました。
ちょっと「まるみ」を出しすぎている感じかなと。
筆の扱いをやわらかくすると全体も丸くなりやすいんですよね・・・
全体的にスラっとしたタテの力を強くした字形にしてあげればしっくりきそう。
「寒さ」
「厳しさ」
「綺麗さ」
の3点を加味してできたのがコレ!

先ほどとはまたちょっと違ったイメージに見えますよね。
ということで今回は霧氷という自然が作り出す壮厳さや綺麗さをイメージできるカフェを筆文字で表現しました。
それではまた次回!

#書道 #筆文字
#ロゴ #美文字
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